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玉藻前旭袂(たまもまえあさひのたもと)
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鳥羽法皇の寵姫であった「玉藻前」は、実は金毛九尾の狐であると陰陽師安倍泰成に見破られて、那須野に逃げたが殺される。その霊は石と化し近寄る人や動物を殺したという伝説を脚色した謡曲『殺生石』と鳥羽天皇の兄の薄雲皇子の反逆事件を題材にしたもの。
薄雲皇子は、鳥羽天皇の兄だが皇位につけなかったことを恨み、獅子王の剣を故右大臣道春の館から盗ませる。また、道春の娘、桂姫にも思いを寄せている。道春亡きあとの右大臣家は後室萩の方が守っているが、そこへ薄雲皇子の使者鷲塚金藤次があらわれ、剣を差し出すか、桂姫の首を渡すかと迫る。ゆえあって桂姫は金藤次に殺され、桂姫の妹、初花姫は玉藻前と名を変え、入内することになる。そして玉藻前には妖狐が成り代わる。
妖狐が化けた玉藻前に使われるのは「玉藻前」と呼ばれる特殊な首のひとつ。仕掛けの糸をひくと娘の顔が狐の顔に早変わりするのも、見どころのひとつだろう。
 
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