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釣女
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京の大名が美しい妻を授かりたいと、これも独身の太郎冠者を連れて四宮の恵比寿神社に参詣します。祈願を込めて内陣でまどろむうち、西門の一の階段にいる女を妻にせよとの夢をお告げがありました。太郎冠者のお告げもその通りです。喜んだ主従が西の門に到着すると、一本の釣竿が落ちているばかり。大名は釣好きの恵比寿様のことゆえ、これで妻を釣れという意味と悟ります。果たして大名が釣り糸をたれると、見事美しい上臈が釣り上がりました。仲睦まじく祝言をする二人を見て、太郎冠者の気持ちは焦ります。自分も早く美しい妻を得ようと大名から釣竿を借り、祈念を込めて釣糸をたらしました。と、これも見事女を釣り上げます。大名の妻にも劣らぬ美女と早合点した太郎冠者は、祝言だ、花見だ、涼みだ、月見だ、雪見だとすっかり有頂天になってしまいます。ところが、被衣を取ってびっくり仰天、二目とは見られない鰒のような醜女だったのです。醜女は太郎冠者に一目惚れ。最前の太郎冠者の言葉をたてにとり、離れはしないと取りすがります。しょげかえる太郎冠者。大名が喜びの舞いを舞ううち、太郎冠者は大名の美しい妻を盗んで逃げようとします。怒った大名と醜女はその後を追いかけるのでした。
 
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